伊藤さん、本日はインタビュー宜しくお願いします。
初めにジョインフォース協同組合のご紹介をお願いします。
<伊藤さん>
当組合は2023年に許可を得た新しい監理団体です。
私は監理責任者として実習生のサポートをしております。
現在は介護技能実習生のみの受入れでインドネシア人実習生が100%となります。
監理団体を設立することになった経緯を教えていただけますか?
<伊藤さん>
当監理団体は地域の他業種の事業者数社が集まって構成された監理団体です。
元々は他の監理団体を通じて、技能実習生の受入れをしておりました。
当時受け入れていた実習生の中の1名が帰国せざる得ない状況になってしまったことがあったんです。
その監理団体は受入れ企業の立場から見ると制度上の形式的な業務をただこなしている印象で、実習生とのコミュニケーションに時間を割いていなく、もっと実習生に寄り添っていたらこのような事態は回避出来たのではという結論に至りました。
私たちと同様に監理団体への不満を感じている事業者(介護、建設業、配管業、縫製業、食肉加工)が近隣にいたこともあり、自分たちでもっと実習生に寄り添う監理団体を作ろうという志を掲げ、ジョインフォース協同組合を設立致しました。
実習生は企業に言いづらいような相談があると思うのですが、そのような時に監理団体に相談が来るようにするために取り組んでいることはありますか?
<伊藤さん>
私が入国後の日本語の授業を受け持っているので、実習生と接する時間が長く、ちょっとした実習生の変化にすぐに気づいてあげることができる状況にあります。
また、定期巡回以外にも、買い物に連れていったり、寮に行ったりし実習生とコミュニケーションを取る機会を多く設けています。
問題を抱えている実習生は、すぐに企業と相談し対応することが出来る体制を整えています。
今後の展開についてお聞かせください。
<伊藤さん>
現在は介護のみですが、他の職種の受け入れの準備を進めております。
一例ですが、建設会社の方から実習生を現場に送り迎えすることがとても負担であると伺う機会が多かったので、当監理団体はインドネシアでの運転免許取得と入国後の国際免許への切替のサポートを強みにしていきたいと考えております。
また、私自身がもともと東京で働いていたので、関東にも展開していきたいと考えております。
本日はインタビューにご協力頂きまして有難う御座います。